朴槿恵大統領候補へ、そして、韓国の皆さんへ
朴槿恵大統領候補、あなたの亡き父朴正煕大統領は韓国歴史上、中興の祖であり、韓国の社会、経済基盤の礎を確立した人である事は私だけではなく、現在に於いても韓国人は云うに及ばず世界に知られている国家指導者であり、その実績と評価は我々韓国人にとって自国の事ながら自由民主国を代表する世界に誇れる大統領でありました。
大統領候補、貴方にとって両親の想いは私達がどの様な言葉を介しても貴方の心を癒やす事は出来ないでしよう、しかし、私達から見れば貴方は最高の両親を頂いた人であり、ご両親は現在も韓国国民の国父であり国母として慕われている事を忘れないでいただきたいと想います。
約半世紀に亘り外勢により国土を食い荒らされ、開放まもなく北韓の依然一方的な侵略戦争によって国土は破壊、焦土化するも国土・国民の分断は以前として残され、それからも共産赤化の脅威を背負いつ、自由民主主義を堅持し、国民の国家意識を高揚させての国造りは新生大韓民国にとって大変でありました。自由民主国家大韓民国の初代李承晩大統領は国民に大同団結を訴え、支援国である米国に対しても毅然とした行動の基、主権国家の主張をし国家の威厳を示しましたが、荒廃の中で試行錯誤するも新しく芽生えるのには程遠いものを感じられた事と想います。
そして、戦後の冷戦と共産主義体制と対峙しその最前線に立たされた我が大韓民国は、困苦の淵に立たされていたにも拘わらず、国民は我がままで、やり場の無さからとは言え、国家体制も確立していない自国に不平、不満を繰り返し押し付けることしか出来なかったと思います、それから自由民主国家建国13年間を経て新しいリーダーを迎える事に至った、その方が貴方の父朴正煕大統領です。どうぞ今回の大統領選には大韓民国の為に選出されるよう期待しています。
そして、全ての韓国人の皆さんに訴えます、封建社会の李朝朝鮮時代から近代国家へ脱皮するに当たり自主国家として主権を得ても国家基盤である経済基盤が全く無に等しい廃墟からの国家体制の構築は、先ず、国民の自立心、勇気を喚起させるために、自国に自前の生産性のある産業を興すことであり、その為にはもの物造りの基である鉄鋼を輸入するのでは無く、韓国内で国産の、少なくても年間100万トンの粗鋼生産が可能な設備計画を模索、この事業こそが国民を喚起させ、国家再建につながると考え実行したのが、朴正煕大統領です。
その資金の調達の為、 負い目に成りたく無い日本に行き粗鋼生産より日本の製鐵を購入せよと資金援助を断られ、米国にも体良く断られ、そして、外国人労働者を受け入れていた当時
の西 ドイツに行き朴正 煕大統領は在ドイツ韓国人 同胞に国家の為、 同胞に犠牲を請い 大 統領の意を受け入れた在ドイツ派遣韓国人労働者を担保にはじめて5000万ドル
の借款をドイツより取り付けた事を多くの韓国人は忘れてはいけません。
この資金でもって1967年7月に浦項に設置を決定、翌年1968年3月20日に朴泰俊代表を含め僅か34名にて浦項製鐵所立ち上げ同年4月1日会社創立、設置決定後6年の歳月を経て1973年7月3日1期設備竣工、試行錯誤を重ね韓国で最初の粗鋼103万トンが生産されました、現在、浦項製鐵所はPOSCOと社名変更し世界の企業で粗鋼生産ランキング4位で総生産約4000万トン、国別ランキングでも6位、総粗鋼生産が6000万トン超に及んでいる事を見ても、国家の指導者の先見と英断が国民を奮起させるものであり、現在ある大韓民国の経済発展と繫栄は正に朴正煕大統領のこの英断による韓国産粗鋼生産事業に起因することを今一度思い起こしていただきたいと思います。
地方の茅葺き屋根がトタン屋根に変わったのも恩恵の一つでしょう。鉄の生産により道路の整備、高層ビルから国産自動車、造船にいたるまで多種多様の産業が興った事をも合わせて忘れてはいけません。他に国民に啓蒙運動の一環としてセマウル運動を通じ植樹日を設け植民地時代と動乱により破壊された山の赤肌に植樹し緑の山を取り戻し国土を再生させ、又、国民に主食を規制させ、我慢を呼びかけ食生活を安定確立したのも朴正煕大統領の功績ではないでしょうか。
このような偉人であり恩人でもある今は亡き朴正煕大統領を韓国において、悪の代名詞の様な扱いは故人に対し冒涜であり儒教の教えを重んじる韓国人として恥じるべきではないでしょうか、特にメデイアは軍国主義者で独裁者で有るがごとき論評は到底理解が出来ません、私は日本で生まれ育った、恥ずかしいですが韓国語も韓国の歴史も良くは知りませんが祖国大韓民国を思う気持ちは皆さんと変わらないと思っているものとして理解が出来ません。
朴正煕大統領以降の大統領及び政権与党で生産的な施策を行った人が一人でもいましたか 全て朴正煕大統領の敷いた経済発展を食い物に私利私欲に走り国法を犯したり、自身が民主主義を韓国に確立したものと錯覚するものやら、自己保身しか考えない人がどうして国家の政権を握れるのでしょうか、国民の税金$5億を無断で北韓へ不法送金しノーベル賞を受け取るなど呆れるばかりです。
私達の国、大韓民国は1948年7月20日初代李承晩大統領が選出されて以来自由民主主義を堅持してきた主権国であり、後にも先にも、軍事、独裁を行った時期や、共産主義国家である筈がありません、しかし民主主義を隠れ蓑に北韓の主体思想を啓蒙する政治家・団体が跋扈している韓国社会、韓国政界の現状を危惧しているもので、今回の大統領選に因んで敢て言うならば、国政に於いて分断国家ゆえに与党、野党はあってはならず、国論を統一し国内の大同団結を計り国内政問題を前面に推し進めるべきで、これにより自由市場による民主主義体制の基による祖国統一が成就するものであり、韓国人として理性ある行動を期待するものです。
2012年12月9日
反共主義者同盟 金得洙
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